昨夏の東京五輪・パラリンピックの選手村があった東京都中央区の晴海地区で、国内最大規模の水素ステーションの新設工事が11月に始まる。都の計画に基づき、石油大手ENEOS(エネオス)が整備・運営する。16日にオンライン配信した国際シンポジウム「朝日地球会議2022」(朝日新聞社主催)で講演した小池百合子知事が明らかにした。
都によると、水素ステーションは2024年春ごろ完成の予定。都市ガスで水素を製造し、道路下に敷設するパイプラインを通して一帯のマンションや商業施設に供給する。晴海地区では選手村だった建物を含むマンション23棟に約1万2千人が住む見込み。供給先に備え付けた燃料電池で電力に変換し、他の電力と併用する形で、建物の照明やエレベーター、道路の街灯などに用いる。
一定の地域を対象にエネルギ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル